Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第27回 24-70mmf2.8G

 それは、「究極のズームレンズ」でした。

 昔は、f2.8のズームの意味が分からず、特に標準ズームは殆ど興味がありませんでした。フィルムもハイスピードフィルムを使用していたことから、低倍率で、つぶしの効かないズーム程度に思って、買う理由が分かりませんでした。

 しかし、考え方が変わったのは、本物の写真記者を見たときです。カメラはD4、レンズは24-70mmf2.8で、プロはこういう道具を使用するのだとまじまじと見せられ、圧倒されました。あの低倍率は、プロユースに耐える部分だけ使っているのだと、初めて知りました。

 実際、自分がD800を使用し、高倍率ズームで、その性能を発揮出来るかと考えたとき、ちょっとこれは、どうなのだろうと思い、機会を見つけ24-70mmf2.8と、24-120mmf4を購入しました。普段はf4ですが、遠征で多くの機材を輸送出来るときには必ず携帯し、その「トドメを刺す」画像を手に入れました。その性能は、勿論フィルム機でも、従前のデジ一でも分かるものですが、最新のフルサイズデジ一や、高画素機でこそ分かる性能もあり、自分の技術が上がったのかというほど素晴らしい写真となりました。

 現在は、非球面EDレンズ、VR機構入りの新型に切り替わりましたが、勿論従前のものでも、その性能は分かります。機会があれば、是非手に取ってみることをお薦めします。

 それでは、次回をお楽しみに。