Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第53回 28mmf1.4D

 それは、10年来の「ホラ」でした。

 AFNikkorf1.4の、50mm、85mmと手に入れ、次は28mmと思っていましたが、デジ一の中級機が出たので買ったところ、間もなく販売不振で生産中止となり、「買う」という公言はそのままホラとなってしまい、ここ10年ほどのトラウマでした。

 このレンズは、量産に向かない精研削非球面レンズを装備し、結果当時超望遠を除くと最高金額の、23万円程度であったのを覚えています。オークションでもなかなか出るものでは無く、その時期にお金が無いと買えない一本でした。

 しかし、この夏に手頃な一本が出て、狙っていたところ、何と落札してしまいました。中古なので、新品ほどの値段では無かったですが、普段買える金額ではありません。そして、それが遂に届きました。

 早速D800で各種試験を行いました。非常に明るく、描写までは分かりませんが、流石高級レンズだと思います。一般形レンズとしては最終期の精研削非球面で、その威力を、是非試してみたいと思います。

 「精研削非球面レンズ」というと、あのレンズを思い出しますが、あれは、半年後か1年後か、機会があれば手に入れたいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。