Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第55回 SP 15-30mmf2.8

 これは、コピーでは無く、完全なオリジナルです。

 先回の、AT-X 16-28mmf2.8 FXと同時期に手に入れた一本ですが、これはレンズメーカーのT社の渾身の一作、通常のレンズのf2.8での限界を見せています。意識させたレンズはあるでしょうが、どのレンズとも外観が異なり、オリジナルであることが分かります。これは、24-70mmG2、70-200mmG2と共に、T社の三部作というか、これも「大三元」とも言うようで、広角ズームの名作に入るようです。

 更に、新コーティング、手ブレ防止VCが入り、恐らく超広角大口径ズームでは史上初でしょう。T社の新作は、まず間違いなく自社開発の手ブレ防止VCが入り、相当の自信作であるのが分かります。

 しかし、15ミリという広角を必要とする被写体はあまり多くなく、広角はともすれば何の写真か分からなくなりがちなところ、やはり相手を選ぶレンズなのでしょう。使いこなすほどの技術が求められます。

 ただ、ズームですから、あまり難く考えないで使うのも、使用法としてはあるのでしょう。実際使ってみて、学んでいく、という方法もある気がします。初心者の、最初の一本には入りませんが、何本か持って、今までの写真に満足出来なくなった頃に、欲しい一本でしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。