Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第67回 18mmf3.5S

 これは、一般的な形に収まっています。

 先日手に入れた、18mmf3.5S。Ai-Sで、以前書いたf4の改良版です。しかし、設計は異なり、f4では巨大な凹面レンズが外玉ですが、これは凸面で、レンズ全体が筒型となり、外付けのフードを装備すると似てきますが、そうでないと普通の広角のボディが長くなった感じで、知らなければ望遠と間違えるかも知れません。

 また、18mmf4では、15mmf3.5などと同じ大型のかぶせ形キャップでしたが、18mmf3.5は、ねじ込み式のキャップ、口径は勿論大きいですが、広角らしくない外観です。

 レンズ設計者としては、少しでも明るく、かつ各収差を小さくすることが目標で、ズームだと少々甘いところもありますが、やはり単焦点、ドイツに範を取るN社ですから、そこはきっちりいっているようです。無限遠もカチッと来ています。

 結果、全くの新規設計となっているわけですが、N社社内では、f4を推す声も大きいようです。確かに、18mmf4は、オークションでも滅多に出ない1本で、狙っているときに出たら、即買いでしょう。

 それを思えば、18mmf3.5は数があるらしく、比較的多く出品され、それこそ状態もピンキリです。写真で状態を確認し、納得の一本を狙って行きたいところです。

 それでは、次回をお楽しみに。