Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第68回 6.5mmf2.0

 それは、「お試し」の筈が、怪作でした。

 オークションで出ていて、「面白そう」と買ったレンズ、6.5mmf2.0。CX用の魚眼レンズでしたが、電子接点はなく、勿論AFも出来ません。マウントは入りましたが、使い方までは考えていませんでした。

 筐体は円形のレンズ、フードはなく、雰囲気は全周魚眼レンズのようです。しかし、対角線魚眼レンズです。

 先日試用したところ、「動画モードで」では静止画はダメで、しかしマニュアル露出では写り、動画もマニュアル露出では可能なようです。「M」モードは、レンズ情報が無くても操作出来、そのため使用可能でした。これは、電子接点を持たない、FT1以外のサードパーティー製のマウントアダブターにも使える方法です。それは、大発見でした。

 ピントも手動、絞りも手動、ミラーレスには似つかわしくないシステムのようですが、他人と同じ写真を撮っていても、仕方ありません。今まで見たこと無い写真となって、それはお遊びでも面白いものです。

 本当に、珍品趣味ですが、その価値はあります。今も、出ているでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。