Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第84回 F5 50周年記念

 遂に、手を出してしまいました。

 F5は、既に通常のタイプを1台所有し、「そうか、予備機でも、」と思って、オークションを眺めていました。すると、元箱は無いものの、N社カメラ製造50周年記念モデルが手ごろな価格で出ており、競争無く手に入れることが出来ました。

 通常モデルとの違いは、軍艦部の黒と、右手握りの部分の赤いゴムが、何れもオリーブとなっており、マウントキャップもそれに合わせオリーブのキャップが填めてありました。

 それだけで、特別な1台と思いますが、N社のフィルムカメラはシャッター幕フィルム側にシャッター防護用のカバーがされていますが、そのカバーがそのまま入っていて、フィルム装填は一度も行っていないということが分かり、驚喜しています。箱があればもっと良い値段がついたような気もしますが、それを差し引いてもピカピカで、本当に眩い一台でした。

 基本的には、フィルム一桁機の絞り連動レバーは、全部可倒化改造してきましたが、ここまで綺麗な一台となると、それは躊躇します。まあ、実際に使うまでは良いのか、という気もします。

 しかし、手に入れた優越感は、まんざらではありません。本当に、嬉しいです。

 それでは、次回をお楽しみに。