Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第44回 レンズペン

 これは、特許商品なのでしょう。

 N社の直販サイトを開くと、「レンズペン3本セット」が、専用ケースに収まり、販売されています。これが、今回の話題です。

 例えば、レンズ面を手で触れてしまうと、皮脂がレンズ面に付いてしまいます。それを拭き取るには、油を吸収する布、例えばセーム革などで拭くことが考えられます。しかし、撮影現場ではそういう装備は無いでしょうし、持ち運びの点についても問題があります。それを、簡単に拭き取り、かつ携帯性に優れたペン形にしたものが、「レンズペン」です。

 キャップを取ると、拭き取り面が出てきて、それで一拭きすればほぼ油分は無くなり、レンズの清掃が簡単にできます。太さも何種類かあり、またデジ一の撮像センサー用や液晶面用など、派生商品もあります。いずれも、携帯性に優れたものです。しかも、セーム革では革の粉末が落ちることもありますが、そういったものも無く、優れた商品と言えます。

 自宅での清掃では、セーム革で拭いた後エアダスターで飛ばし、清掃をしていますが、出先での清掃には重宝しています。2つのバッグに、それぞれ入っており、緊急メンテナンスも出来るようになっています。

 3本セットは、最近の商品ですが、オリジナルはフィルム時代からあり、知る人ぞ知る道具でした。後は、収納式の埃払いになっており、毛で払えるようになっています。

 類似商品も無く、独占特許の商品のようで、模倣品もありません。本当に、代わるものの無い商品です。お気に入りの1つです。

 それでは、次回をお楽しみに。