Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第115回 AF-S 24-70mm f2.8E ED VR(3)

 気付けば、更に巨大化していました。

 この時期ですので、春らしい写真は桜と、その写真を撮りに行きました。こういう時には、標準から広角側が使用頻度が高く、純正の超広角ズームも使いましたが、やはり美しいものはそのまま撮りたいと、大三元標準ズーム、24-70mm f2.8Eの出番です。早速使用しました。

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 その、作例(写真)。自然な色合い、流石高級レンズという感じがします。

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 比較のために、24-70mm f2.8Gでも撮りました(写真)。こちらもなかなかですが、色合いがどうか。微妙に薄い感じもします。

 大三元がGレンズであった時代には、フィルター径は77mmで統一されていましたが、現行Eレンズは、フィルター径が82mm、更に正面が巨大化しています。f4以下は軽量化、小型化が進んでいますが、こちらはその逆方向という感じがします。ただ、基本的にはプロが使用するレンズであり、プロの道具として有効かどうかが第一、次いで他社メーカーに負けない外観かどうかが重要なのでしょう。その点、サードパーティを使っていると、笑われます。

 

 私の今後の目標は、年内にフルサイズミラーレスを手に入れることですが、正直N社は商売があまり上手くありません。

 例えば、C社なら、EFでもRFでも、50mmf1.8は2万円にも満たず、これが所謂「リード(見込み客を集める端緒)」となり、システム購入のきっかけとなっています。一度システムを手に入れれば、あとはそのラインナップを増やすだけですので、高級レンズはそれからでも良いのです。S社は、サードパーティ製レンズがそれを担っています。

 しかし、N社は、そういった商売初めの端緒となる、安い純正レンズが無く、性能的には寧ろ優れているのに、なかなか取っつきが悪いです。今後のレンズ発売ロードマップでは、28mmと40mmで薄型レンズを出すとのことですので、標準も近い40mmでそういったリードになる値段にすれば、端緒が開けるのでは、という感じがします。あの優れたシステムを、このまま放置してはいけません。是非、マーケティングの研究をして欲しいです。売れるのは、最高の商品では無く、分かりやすい商品だ、という人もいます。

 あとは、サードパーティに技術を公開する、という手も思いつきますが。

 それでは、次回をお楽しみに。