Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第116回 500mmf5.6

 それは、期待通りの傑作でした。

 この夏の目標は、500mmf5.6を買うことでした。中古等も検討しましたが、結局新品しか選択肢が無くなり、購入。本日、到着しました。

 通常、500mm単焦点はf4が一般的で、これはメーカーを問わず100万以上の代物、通常写真撮影を業とする人の道具であり、趣味のレベルでは持つものではありません。通常はズームが限界、200~500mmや、50~500mm等の、サードパーティが得意そうな領域のズームであり、現在は60~600mmもあるようですが、やはり伸びたときに50センチの筐体を必要とすることから、かなり重いズームがほとんどです。それを、f5.6ではありますが、かなりの軽量化に成功したものです。

 重量は約1.5キロ、それは従来のサンヨン、則ち300mmf4とほぼ同程度の重量、カメラに装着して手持ちで撮影できる重量であり、スナップ撮影用の300mmと言われる現行サンヨンと同じ、PF素子の使用で劇的な軽量化に成功したものです。純正ズーム200~500mmf5.6に対しても約500グラム軽く、単焦点の長所となっています。

 フィルターも到着していないので撮影はまだですが、これだけの超望遠を手持ちで出来るのは大きいと思います。これは、N社以外にはまず設計不可能な1本です。

 購入については、各社サイトには載っていますが、全部品切れ、中古も売り切れで、オークションやむ無しと判断が傾くところ、直販で「予約販売」とされ、結局そこで購入。購入後同じサイトを見ると売り切れで、最後の1本であったように思われます。それはラッキーです。

 これで手に入れていないのは、100万円以下のものでは200mmf2や300mmf2.8位で、これらは約70-80万、基本的にプロ用のものであり、多分一眼レフ用の新品のレンズは、これで最後という感じがします。

 オリンピックで精密光学が売れると思いきや、最近はミラーレスも含めN社製品を手放す人が多いようで、オークションでもそういう商品を多く見かけます。ということは、今後は買い手市場になる雰囲気ですが、何が原因で雰囲気は変わるか分かりません。暫くは様子を眺めていたいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。