Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第173回 Z 24-120mmf4S

 新たなる標準を、手に入れました。

 先日の24-70mmf4Sの、比較の対象として挙げていた、24-120mmf4S。勿論良いレンズですが、望遠側がもう少し欲しいときに、少し欲求不満になるところ、賞与を当てにして、購入を決断。そして、今日届きました。

 大きさは、24-70mmに対し二回り大きくなった感じ、収納モードは無く、いちばん端が24ミリです。そこから回し、最長120ミリまで伸びます。てっきりFマウントの24-120mmf4Gをパクったのかと思いきや、新規設計で、形状もアダプターで延長した形にはおらず、流石Sラインと思います。高倍率ズームでは無く、高性能ズームの扱いです。

 ただ、細かいことをいうと、Fマウントの時も書いた気がしますが、どうして135ミリまで延長できないのかと思います。120ミリ打ち切りでは無く、何とかならないのかと思いますが、高性能を維持できるのはここまでということか。この先は、高倍率ズームということなのでしょう。

 もう少し言うと、高倍率も24-200mmf4-5.6であり、これももう少し望遠側に振って欲しい感じもするので、やはり望遠が華、単焦点と言わずズームで出して欲しいです。現在も、それ以上のZマウントのズームレンズは、レンズメーカーT社の70-300mmf4-6.3の筈で、数少ないサードパーティー、レビューは過去記事からお願いします。

 サードパーティーのZマウントは、T社が2種類、他にMFレンズを出したメーカーがありますが、Eマウントと比べ圧倒的に少なく、純血主義が通っています。当初は本体が思ったほど出ていない時期もあり、商売は時期尚早と判断しているのでしょう。

 しかし最近はZマウントを手放す人が減っているらしく、オークションの出品も新品以外ほぼ皆無、出ても新品並みの値段となり、他中古ショップでも殆ど値が下がらず、Zマウントは、新品で買うのがいちばんお得なようです。時期によってはキャンペーンで更にお得に手に入るときもあり、そこが狙い目のようです。そこで私も手に入れた訳ですが。

 一時はかなり厳しいときもあったZマウントですが、いまは純正レンズのラインナップも充実し、超望遠まで可能となっています。敢えて言うと、商売にはならないかも知れませんが、フランジバックが小さくなったメリットを最大限に生かした、超広角や魚眼があると良いのか。これも、もう少し余裕が出てからでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。