Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第185回 TC-17EⅡ

 これは、貧者の超望遠です。

 先日、再整備品のアウトレットで、安く手に入れた、テレコン、TC-17EⅡ。1段1.4倍と、2段2倍のテレコンの中間的役割、1.5段1.7倍のテレコンですが、あまり売れなかったのが、現行のⅢシリーズはありません。そのため、一世代古いレンズにしか使えませんが、実際に使う機会があったので、投稿します。

 300mmf4D、則ち現行のPFサンヨンではなく、先代のサンヨン、大きなレンズの後に嵌めた実績(写真)。単純計算では510mmf6.8ですが、メタデータでは500mmf6.7と表示されています。f8を上回るので、AFも動作します。向きは微妙にずれていますが、ご容赦を。

 500mmf5.6は50万円強、増してゴーヨンは100万円以上、それを思えば先代サンヨンにこのテレコンを組み合わせれば、新品ではないですが10万円台と、非常にエコノミーにシステムを組むことができます。しかも画質が特段落ちるわけでもなく、そこそこの画像となるので、まだ超望遠を諦めることはありません。

 市場の中心がデジタル一眼レフから、フルサイズミラーレス一眼へと移行する中、今更一眼レフ関連商品の新製品が出るとは思われないので、TC-17EⅢが出る可能性は全く無く、PFサンヨンでは同じことはできません。でも、まだこのシステムをもう少し使うつもりなら、これはお買い得かもしれません。フィルム機では、これは唯一の選択肢です。在庫があるうちに、どうぞ。

 それでは、次回をお楽しみに。