Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第114回 Dot Sight

 これは、他社のカメラでも使えそうです。

 暫く買い物をしていなかった所ですが、先日、遂に買い物を、しかも新品を買いました。それは、”Dot Siget”です。

 主に望遠レンズ、とりわけ超望遠を使用しているときに、液晶にライブビューを出せなくても、ファインダーを覗けなくても、カメラの照準を合わせることが出来る装置です。恐らくカメラのホットシューに装備することを考えていますが、中心には三脚用のネジ穴も掘られており、必ずホットシューとは限定をしていません。

 スイッチを操作するとカバーが開き、真ん中にスクリーンが表示され、その中心辺りにLEDで照準を合わせている位置が表示されます。それは、色が緑と赤を選べ、位置表示は丸、点付きの丸、点の3種が選べます。勿論、事前にカメラの狙っている方向を合わせる必要がありますが、それはドットサイトの方で水平方向、垂直方向それぞれを調整でき、勿論レンズ毎に異なるわけですが、調整可能となっています。イメージは、レーザー光で目標を狙っている感じです。

 勿論自社カメラとレンズに使用することを前提に設計しているはずですが、ホットシューの規格はほぼ同じ、一般的なもので、給電はボタン電池、電気的にも、データ端子等でもカメラには繋がっておらず、完全に絶縁され、別にN社のカメラで無くても使えそうな部品です。

 やはり、超望遠レンズを使用するときには便利そうで、またファインダーでしか確認できないフィルムカメラにも有用、ネイチャーの写真には絶大な効果を発揮しそうです。ただ、飛んでいる飛行機はどうか、レンズを三脚に固定しているなら、可能性はあります。超望遠は、鳥か飛行機が多い筈なので、そういうことです。

 玩具としては高いですが、まるでレーザー照準のようで、それこそ銃の照準と同じ感覚で写真を撮る、まさにシューティングです。使い込むと、手放せなくなりそうです。しかし、中望遠クラス以下では恐らく不要、やはり200ミリ位からでしょうか。

 知らなければ、無縁でも終わる器具ですが、知ってしまうと、やはり病みつきです。販売しているうちに、手にとって欲しいです。

 それでは、次回をお楽しみに。