Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第84回 F5 50周年記念

 遂に、手を出してしまいました。

 F5は、既に通常のタイプを1台所有し、「そうか、予備機でも、」と思って、オークションを眺めていました。すると、元箱は無いものの、N社カメラ製造50周年記念モデルが手ごろな価格で出ており、競争無く手に入れることが出来ました。

 通常モデルとの違いは、軍艦部の黒と、右手握りの部分の赤いゴムが、何れもオリーブとなっており、マウントキャップもそれに合わせオリーブのキャップが填めてありました。

 それだけで、特別な1台と思いますが、N社のフィルムカメラはシャッター幕フィルム側にシャッター防護用のカバーがされていますが、そのカバーがそのまま入っていて、フィルム装填は一度も行っていないということが分かり、驚喜しています。箱があればもっと良い値段がついたような気もしますが、それを差し引いてもピカピカで、本当に眩い一台でした。

 基本的には、フィルム一桁機の絞り連動レバーは、全部可倒化改造してきましたが、ここまで綺麗な一台となると、それは躊躇します。まあ、実際に使うまでは良いのか、という気もします。

 しかし、手に入れた優越感は、まんざらではありません。本当に、嬉しいです。

 それでは、次回をお楽しみに。

第83回 YONGNUO

 初めての、中国製です。

 ネットオークションで、よく見かけた、純正で無い準標準レンズ。全く聞いたことが無いメーカーで、韓国製なのか興味が沸き、ボーナスも貰った関係で、遊びとはいえ手を出し、35mmf2、40mmf2.8、50mmf1.8を3本、一気に買ってしまいました。

 説明書によると、製造は中国、深圳市の会社の製造、香港との「一国二制度」のための国境の反対側で、中国屈指の経済都市です。ホウホウと、早速手に取りました。

 先ずは、カメラに装着すると、画像が青い。確かめると、レンズの前後に青いビニールが貼られ、埃を防止していたようです。外し、早速試しました。

 気付くのは、MFピントリングの回転と、距離計が逆に回転し、不思議でした。それ以外は、割と小さめの筐体で、モーターも内蔵、合焦も普通でした。フィルター径は全てΦ58mmで統一、現在手配中です。

 考えてみれば、この位の焦点距離が一番需要があるわけで、広角過ぎず、望遠過ぎないところが、狙い目なのでしょう。勿論純正や日本製メーカーでも多数製造され競争は激しいでしょうが、価格は純正の約半分、そのメリットはあります。

 大体レンズメーカーは、日本のメーカーの設計をパクって他のメーカーに使えるように設計する所で、日本でもK社は完全にN社のパクりですが、考えればこれもC社製が元では無いかと心配しますが、他社製は詳しくないので断定出来ません。

 絞りリングは無く、AF機専用ですが、問題なく使えるので、時々は外出に連れて行きたいと思います。結像は、どうでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

第82回 F3T

 これも、贅沢仕様です。

 一般用のF2に対し極寒地仕様のF2Tが出て、一部の人が手に入れましたが、F2がF3に進化するに当たり、同様のチタンモデルF3Tが製造されました。ボディーとファインダーにチタンを多用し極地仕様になっており、またファインダーはHP(ハイアイポイント)で眼鏡等で少し離れても全体が見渡せるものとなり、勿論一般形もファインダーを交換すればそれは可能でしたが、明らかな違いが分かるものとなっています。一般形同様にブラックとシルバーの両モデルがあるようですが、ブラックでは見た目に区別はつかないので、やはりシルバーを選びたいところです。

 そんなところで、F2Tで浮いたお金を使用して、F3Tを手に入れることとなりました。色はチタンシルバー、光沢が微妙に異なります。

 大体はF3と同じですが、標準でHPのため、ファインダーの接眼部が一回り大きく、それは特徴となっています。そのため、視度調整レンズは共用出来ません。他は、そのまま使用可能です。

 F4からはシャッターが縦幕ですが、F3までは横幕で、そのため全開が必要なシンクロではスピードが稼げず、結局FM2で回答を得るわけですが、F3はその前、80分の1秒になっています。でも、当時の最先端、絞り優先AEも搭載し、一つの頂点となっています。細かく言うとC社のF-1は既にCPU連動であり、技術的に負けていますが、フィルム時代にはシャッター優先AEはあまり現実的な技術では無かったので、大きな問題では無かったように思われます。

 電源はボタン電池2個で、露出計とシャッターのみ必要、そのため電池消費は大きくなく、当時としては標準的なレベルのものです。しかも、電池切れのための非常用メカニカルシャッターも用意され、考えられた設計です。本当に、不満はシンクロのみでしょう。

 今にしてみれば、かなり技術的にはクラシックなものですが、同形のF3は2000年まで製造されており、それだけマニュアルフィルム機の需要があったということです。フィルム産業が衰退した現在からは想像も出来ませんが、その位までフィルムカメラは日常的に使用されてきたということです。

 フィルムメーカーF社が、生産終了とした白黒フィルムを、現在使える化学物質で生産再開するとの報道がなされました。これでフィルムが一気に隆盛するということはまず無いことですが、デジカメでは撮れないような写真を撮れる楽しみ、それを感じて欲しいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。

第81回 F2T

 伝説の一台を、遂に手に入れました。

 オークションを眺めていると、F2チタン・ノーネーム・元箱付きという品物を見つけ、一気に欲しくなりました。そこでボーナス前のお金をかき集め、手を出す寸前まで行きましたが、比較をしていると、ネーム入りで箱は無いが良い感じの1台が、約10万安で出ていたので、比較の結果、そちらを選びました。(残りはF3Tに化けましたが、それは次回以降で。)

 先ず、F2Tは、チタン合金をボディに使用して、極地等でも使えるカメラを目指したカメラで、ベースはF2です。シャッター等は従前からチタンでしたが、それ以外の部分にもチタンを使用した、高級バージョンに当たります。

 また、F2Tはアイレベルのみで、フォトミックはありません。それ以外はF2と同じですが、色も「チタンブラック」とでも言うべき色になっています。ごく希にオリーブはあるようですが、チタンらしいチタンシルバーはありません。 

 多少軽くなった感じはしますが、傷つきやすいと書かれていましたが傷は無く、値段相応です。剥がれたり、崩れたりも無く、良い感じです。あとは、スクリーンが普段使いのものに、という所でしょう。それは、普通のものと交換可能です。

 しかし、今回は欲しいものが本当に簡単に手に入り、出来過ぎですが、何か事情があるのでしょうか。まさか、怖いことは言わないで下さい。

 それでは、次回をお楽しみに。

第80回 Tap-In-Console

 やはり、今後、必要となっていくのでしょう。

 SP85mmを買ったときに、気になってチェックを入れていた、部品、それがTap-In-Consoleです。何か高いものかと思っていたところ、それほど高くなく、ついでに手を出してしまいました。

 先ずは、HPからソフトをダウンロードして、接続すると、「レンズが接続されていません。」と出るので、対応レンズを挿入すると、画面が広がり、ファームウェアから、ピントの調整、他細かい設定変更が出来たり、あるいは出荷状態に戻したり、調整が出来るようです。早速ファームウェアのアップデートを行いました。

 今後、同社のズームレンズを購入すると、焦点距離毎にピントの調整が可能となり、かなり細かい設定が出来るようです。ただ、これは最近出た新SPシリーズのみです。

 レンズメーカーT社だけでなく、レンズメーカーS社も同様の機器を出していますが、まだこちらは対応レンズを持っていないので、当分は残念です。ファームウェアのアップデートはやはり重要で、フィルムカメラのF6でも行っていますから。メーカー持ち込みの手間を省く方法が、一番良いのですが。

 それでは、次回をお楽しみに。

第79回 SP 85mm f1.8 VC USD

 念願の一つを、遂に手に入れました。

 レンズメーカーT社の、単焦点カルテットの、最後の一つを手に入れようと永く思っていましたが、なかなか予算面で目処が立たず、4分の3で止まっていました。しかし、不幸を原因に少々臨時収入があり、そこで58ミリと同時期に、新品を購入しました。そして、手に取りました。

 VCユニットが入っているので、少々大きめの筐体ですが、それは必然、納得です。といっても、90ミリより短く、直径は大きいですが、そこそこのサイズです。

 85ミリといえば、撮るものは、あれでしょう。美しく、撮りたいですね。

 なお、カルテットのFマウントは、N社デジ一最新の、電磁絞りで設計されているとの由。最新のミラーレスZシリーズでも使用出来ますが、フィルムカメラで対応するカメラは無く、いよいよか、と感じます。ああ、揃った!

 それでは、次回をお楽しみに。

第78回 Micro70-180mmf4.5-5.6

 世界初でしたが、現在は生産されていません。

 マイクロ(マクロ)レンズで、ピントが合ったまま倍率が変更出来るというレンズが、かつてありました。何故、それが重要なのでしょうか。

 一般にマクロ写真では、先ず倍率を決めて、そのあとピントが合う位置を、カメラを前後させて探す、というのが通常であり、これはAF化の時代でも変わらず、逆にAFを使うと倍率が変わるので、AFを切ってしまってMFで撮影するほどで、あまりAF化の恩恵を受けていない分野ではありました。

 そこで、設計されたのがこのレンズで、先ずピントを合わせ、その後ズームで倍率を調整する、ということが可能となり、それは世界初で、結果唯一となっています。これをコピーしたマクロレンズも現れませんでした。

 その後、あまり需要が無かったのか、生産中止となり、後継モデルも現れず、そのまま多くの人が忘れてしまったレンズとなりました。

 しかし、この唯一のレンズに興味が沸き、永く手頃なものを探していましたが、今回見合ったものがあり、手に入れました。

 ズームということもあり、明るさが変わってしまい、またどの指標で倍率を表示するのか迷ったらしく、結果一番広角で倍率が表示され、後はズームで見たとおり、ということのようです。

 N社ユーザーで、マクロ撮影をする人には必需品で、垂涎もののようです。商業的には大成功では無かったようですが、今まで無かったレンズ、ズームマクロ、先にも後にもこれだけです。やはり、運命でしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

第77回 58mmf1.2S

 遂に、念願が叶いました。

 かつて、夜景を写すために、サジタルコマフレアを極限まで押さえ込んだ、準標準レンズがありました。その名は、「夜想曲」(ノクターン)から名を取って、「ノクトニッコール」と呼ばれ、精研削非球面レンズを使用した、まさに夜景用レンズでした。勿論その実力は昼間でも遺憾なく発揮されましたが、何せ手がかかることから値が高い。相当の収入があってかつカメラとこのレンズを理解出来る人しか手に出来ない、そういうレンズで、AF化の最中に消えていきました。

 しかしこのレンズは垂涎もので、オークションでも時々出品されますが、値下げしてまで売るものでは無く、平均25万程度で落札されるそうです。中古カメラ店で、保証付きの逸品では、50万の値がつくこともあるらしく、ちょっと簡単には手に入りません。

 そんな最中、30万で出品していた一本が、見てみると15万まで値下げしている。注視していても、なかなか上がらない。そこで応札し、あれよあれよといううちに、値段は元に戻る寸前まで行きましたが、何と落札してしまいました。

 そして、今日、自宅に届きました。

 経年で、隅にはちょっと気になるものがありましたが、それが厭なら50万出すしか無く、必要な決断ではありました。今、手元にあり、余韻に耽っています。

 遂に念願が叶い、これでちょっとコレクション癖を止めても良いかなあとも思いますが、やはり新しい方も気になる、今後に期待です。

 それでは、次回をお楽しみに。

第76回 Micro105mmf2.8S

 当面の目標に、遂に辿り着きました。

 連休前に、カードのポイントを見たら、そこそこ貯まっていました。そこで、何か使えないか調べると、何とオークションに使えるポイントとなり、それはちょうど4,000円相当となり、嬉々として交換しました。

 そこで、何か手を出そうと思い、4千円ならマウントアダプターにでもしておけば良かったのに、「カード使っても良いか。」という気になってしまい、勢いで落札してしまいました。そして、連休前日に届き、到着通知を出してから旅行に出発しました。

 結果、先回のPN-11と組み合わせて使用したのは、連休明けとなってしまいました。

 内容は金額相当あるいはそれ以上の良品で、フードもあり、完璧に揃っており、外箱はありませんが、状態も良く、完璧でした。中望遠マクロで、等倍まで写り、Ai-Sでもあり、最新のミラーレスでもマウントアダプターで対応可能です。

 今後は、購入談ばかりではなく、実際に作例を上げられたらとは思うのですが、レンズのための撮影というのも何かナンセンスな感じで、悩ましくはあります。ただ、クラシックレンズでデジタル写真が撮れるのは、やはりN社の特権であり、今後はそのような方向に進むのでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

第75回 PN-11

 それは、時代の変化に合わせた対応です。

 N社のエクステンションチューブは、昔は3種類ほどあったようですが、フォトミックに対応していたのはPN-1、PK1,2,3で、チューブ外側に「富士山」連動爪が装備され、F及びF2のフォトミックファインダーに対応していました。

 F3の絞り連動が、ファインダーの爪からマウント外周に移動し、カメラも洗練された形になりましたが、それに合わせこれらのチューブも+10され、PN-11、PK-11,12,13となり、AFになってからはPK-11がPK-11Aに改設計、現在に至ります。

 PKリングは組み立て式チューブでもありますが、PK-3及びPK-13は、Micro55mm専用のチューブを兼ね、またPN-1及びPN-11は、Micro105mm専用のチューブで、カメラ連動はそのレンズの時代の専用ものが必要となっています。

 かつてオークションを眺めていると、PN-1とPK-3のセットが出ており、それは速攻で買い、それを必要とするマイクロレンズにセットした記憶があります。しかしMicro105mmf4はAi改もあり、それはPN-1かPN-11か微妙です。結局手に入りやすいPN-11が当たっているように思います。

 そしてAi-sMicro105mmf4に続き、Ai-sMicro105mmf2.8も手に入れるとなり、再び購入することとなりました。同形が何本かある気がしますが、それぞれで交換も手間ですので、専用になっています。

 MFで等倍撮影には必要なもの、AFのようにレンズが繰り出し、付属部品無しで無限遠から等倍まで出来たら良いのですが、当時にはそういう技術も無く、また手動で交換すれば良いので不要との考えだったのでしょう、外付けでした。

 Ai-sMicro105mmf2.8も、遂に販売終了、中古のみとなり、MFの時代も遂にここまで、とも思います。他のレンズも、生産中に手に入れたいと思っています。

 それでは、次回をお楽しみに。