Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第178回 Z MC50mmf2.8

 これが、二重構造の始まりなのでしょう。

 準備が整っていながら、諸般の事情で購入が遅れていた、Z MC50mmf2.8。フィルターは半年前から用意していたのに、なかなか主が来ず、中途半端でしたが、遂に本体が到着。早速試験を始めました。

 構造は、通常のΦ62ミリの寸胴に、中心Φ46ミリのレンズ部分がマクロ撮影時に最大約1.5センチ繰り出す構造で、Z 26mmf2.8辺りの元祖です。そのため、フィルターは46ミリ指定となっています。繰り出したボディーには、概ねの接写倍率が刻まれており、マクロ撮影の補助となっています。

 ならば46ミリの部分だけで良いではないかとも思いがちですが、しかしこれがマイクロレンズであるが故に、外側が必要となっています。

 それは、マクロ撮影時のスピードライト、フィルム複写アダブター等、各種アクセサリーの対応が最低Φ52ミリで、しかもこれは繰り出す部分に設置することが出来ないために、外側の動かない部分にΦ62ミリのネジを刻み、対応しています。これはFマウントの、AFマイクロ60ミリでも苦労しているところです。AFと接写、この兼ね合いが難しいのが、分かるでしょう。

 焦点距離はZ 50mmf1.8Sと同じで、画角的変化はありませんが、先ずはこの辺から押さえていきたいところです。早く、作例を見たいです。

 それでは、次回をお楽しみに。