Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第5回 Micro55mm

 これもまた、伝説の1本になっているのでしょう。

 最新のデジ一では、マクロAF60mmに専用アダブターをつけて、フィルムのデジタル化が可能だそうで、ネガも設定で反転させることが可能とのこと、デジタル暗室のためにスキャナーを買おうか考えていた人には、朗報となっています。

 しかし、これは、元はフィルムのコピーをフィルムで撮るために考えられた技術で、それはMF55mmに専用アダブターをつけて、フィルム(ネガ、ポジともか)をコピーすることが可能となっていました。

 その55mmこそが、Micro55mmf2.8、現行販売ラインナップとして残るMFレンズです。多分間もなく手に入れるでしょうが、現在は専用エクステンションチューブのみです。

 このレンズは、非Aiの時代にはf3.5で、これは現在所有しています。これも等倍まで写すには、専用のエクステンションチューブが必要で、レンズ購入時には所有していませんでしたが、105mm用のものと2本セットで出ており、即買いました。過去記事のとおり非Ai105mmf4も手に入れたので、どちらも主を得て、現在使用されます。

 性格としては標準系マイクロレンズで、また等倍までマクロ撮影も出来ることから、標準レンズとしても、マイクロレンズとしても使用可能で、旧式機には重宝します。勿論エクステンションチューブも含め富士山はありますが、旧式フォトミックについては懐疑的であり、基本アイレベルを使用することから、あまり重要ではありません。

 ただ、あまりに安く手に入れてしまったので、状態はあまり良くなく、光学的には少々難のある個体です。まあ、その時代のレンズを手に入れた、そこがやはり重要なのでしょう。

 こうもクラシックレンズを手に入れると、最終的には、あのデジカメが欲しい、という話になるのでしょうが、本体ばかり買ってしまっても、着けるレンズが少なければ、あまり役に立ちません。もう少し、レンズが満足出来る域に達してからでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。