Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第47回 105mmf2.5

 これは、現在からは思いつかないレンズです。

 長く目をつけ、やっと手に入れた105ミリ。それが、手元に届きました。

 現行では105mmf2、DCレンズで、かなり躯体も大きくなっており、同じ物を想像していましたが、2/3段暗いからか、サイズも太さもかなり小さなものでした。

 レンズは5枚、説明によると変形ガウスタイプで、明るいレンズを造りやすい設計です。もう少し焦点距離が短い物に使われるイメージでしたが、中望遠まで使える設計であったのは、驚きです。

 小型軽量、フィルター径も52mm、ここまで共通設計で造られています。広角から望遠まで同径ですから、フィルター等が共通で使え、使い回しの観点からも便利は便利です。今はもっと大きなフィルター径が主流となり、今にしてみれば小径なのでしょうが、当時は当時でそれなりに合理性があったのでしょう。

 「望遠レンズは一眼レフ時代の寵児」と書かれていましたが、正にそのとおり、ちょうどフィルム面10センチの長さで、軽量なレンズです。レンズが大型化する前の、正にMF時代らしいレンズとも言えます。

 CPU連動が無いのはその時代から、しかし連動環もある大抵のカメラでは使え、カメラ側の対応もあり、現在でも絞り優先AEに使えます。AFでは無いので、速い物を撮るのには使わないでしょうが、85の上、使えそうなレンズです。使い込んでいきたいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。