Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第48回 28mmf3.5

 これは、現行レンズのオリジナルです。

 Fマウントの現行28mmのラインナップは、f1.4E、f1.8G、及びフィルム時代からのf2.8D、及びMF時代から生産が続くf2.8Sです。今回手に入れたf3.5Sは、これより少し前の設計、しかししっかりAi-Sです。

 宣伝文句は、星野写真にも使える、万能のレンズとのことで、「点を点に写す」ことが信条のN社のこと、値段的にも見合ったもので、手に入れました。

 躯体は、f2.8Dとほぼ同じ、コンパクトに出来ています。フィルター径も52mmと、規格の大きさになっています。ピントは、現在のAFレンズでは無限遠も遊びがありますが、ドイツ製を範とするN社のこと、無限遠もきちんと決まり、星野写真にはバッチリのようです。

 確かに、MF2.8が手に入るのに、f3.5は意味が無い感じがしますが、明るいレンズにはどうしてもフレアの問題があり、それは暗くするか、非球面や高級硝材等を投入するか、どちらかに迫られます。それも解決する明るさなのでしょう、点が点になる写真を、非球面や高級硝材に頼らず解決するレンズなのでしょう。

 事情があり、夜間はまだ使っていませんが、もう一つの解決法、というのはあり、それも判断です。量産型非球面には、もう少し時間が必要でした。

 それでは、次回をお楽しみに。