Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第135回 USB DOCK

 これは、レンズメーカー製レンズには必需品となるときが来るでしょう。

 この冬に、S社のレンズを買った話を書きましたが、それを手に入れると、欲しくなるのが、調整用の機器。専用ソフトをインストールして、専用機器を繋げば、それでレンズのファームウェアの更新や、AFの調整まで出来る代物です。その機器である、S社製の”USB DOCK”を手に入れました。

 先ず、不調の従来型のレンズを填めると、「対象外です」と表示され、そこは残念。しかし対応レンズを填めると、ソフトに登録され、以降ファームウェアが更新され次第表示がされるようです。対象の3本のうち、2本がファームをアップしていましたので、早速更新しました。

 また、AFの微調整も可能で、単焦点なら単純に、ズームレンズなら焦点距離ごとにAF微調整が可能で、またそれが気に入らない場合はリセットも出来る、考えられたソフトとなっています。なおソフトは、指定サイトから自分でダウンロードすることができます。

 こういう時に、機器が高いと手にする人が減りますが、5千円程に設定されており、それでシリーズを揃えて欲しい、というメーカーの声が聞こえてきそうです。そうですね、暫くはそういうことでしょう。

 T社製のものの方が先にありましたが、Fマウント用は今後数が増えず、今後T社はフルサイズミラーレス用を造る方向に転換していますので、そちらは「あと1本」という感じはしますが、S社はまだ多数のラインナップがあり、ミラーレスでは無いデジ一をまだ使うなら、まだまだ見込みありの感じはします。ただ業界全体の動きもあり、そのスジは良いのか、悪いのか。

 それでは、次回をお楽しみに。