Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第130回 135mm f1.8 DG Art

 こちらは、その明るさの割にインパクトは小さいです。

 先回は、究極の105mmでしたが、今回も、究極の135mm、f1.8 DG Artです。N社純正では、フィルム用から続いたf2 DCで、同じく105mmf2 DCと同じくDC(デフォーカスコントロール)機能がついたもので、デジタル一眼専用としては開発が無く、品番整理で消滅しました。

 通常の人ならば、この位の焦点距離で使用するのは、大三元の一角、70-200mmf2.8であり、この焦点での単焦点は、明るさ+αがなければ購入する可能性は低く、その意味で純正を超えるf1.8というのは、メリットがあります。

 躯体は、105mmを思えばそれ程では無く、三脚座も無く、重量は大丈夫か心配でしたが、それほど大きなものでは無かったのは、一安心です。前玉もΦ82mmと常識的な大きさで、一般的なフィルターも多数ある大きさ、その点でも実用的です。ただ、先回のΦ105mmと同時に購入したため、現在は到着を待つところです。早く、実写例を出したいと思います。

 同じくサードパーティーに入るレンズメーカーT社も、同様に高画質の路線でラインナップを用意していましたが、フルサイズミラーレスの時代を予感してか4種で終了、現在デジ一用ラインアップを整理中の様子、時代の変化に早めに対応している感じです。ただ、N社製のフルサイズミラーレス用は1本もなく、逆にF社のXマウントを出すような状態、その意味でZマウントというのはサードパーティーからは敬遠されているのか、商業的に難しいのか、それとも技術的なのか。S社なら最初からオープンで、サードパーティーが市場を開拓してくれる状態なのに、その辺りはN社は上手では無いのか。まあ、純正を使っていないと馬鹿にされる、というのもありますが。

 それでは、次回をお楽しみに。