Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第25回 18.5mmf1.8

 それは、まだまだ可能性があるレンズです。

 カメラメーカーN社のミラーレス一眼、V1に引き続きV2が出て、このキットレンズに選ばれたのが、18.5mmf1.8です。通常形換算約50ミリ、イメージは標準マイクロ(マクロ)レンズです。f2を切っており、薄暮から夜間にも有効なレンズです。

 別売アクセサリーに、ドーム型のフードがあり、先が狭まる形、レンズにフィルターをしてもその上に装備出来、かつ純正の40.5ミリのキャップをそのまま填められる、そういう優れものです。ただ、色は黒しか無いのが、残念なところです。

 マイクロで、過去のフィルム用レンズのラインナップを見ると、「メディカルニッコール」というレンズがあり、これは中望遠マイクロレンズの外周に、円形のフラッシュ(スピードライト)を装備し、無影近接撮影をするというレンズで、医療関係者が患者の患部を撮影することを考えたレンズでした。

 勿論私はそれを持ってはいませんが、これを彷彿とするレンズが、トップメーカーC社から発売されました。これは、ミラーレス一眼のレンズの外周に、LEDライトを配置し、マクロ撮影時に照明付きで写せるというもので、特許を取ったかは知りませんが、他社も大いに注目するレンズでした。

 N社では、通常形の縮小版のスピードライト、および外付け形LEDライトがラインナップに入っていますが、しかしこれは光源がずれており、やはり影が出ます。その意味で、R1C1の縮小版、リング型のスピードライト及びLEDライトを思いつきますが、現在のN社のミラーレスの現状からは、足踏みしたままです。あまり、熱意を感じられません。

 しかし、もしそういったレンズを造るなら、やはり好適なのはこれ、18.5mmf1.8と思われるので、今一度ラインナップを立て直して欲しいと思います。ミラーレスで商品を撮影し、インスタにアップしたいという人もいるのを、忘れないで欲しいです。

 それでは、次回をお楽しみに。