Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第109回 AF-S 70-200mm f2.8E FL ED VR(3)

  実際、どうでしょうか。

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 日の出前の一枚、f2.8 FL ED VRでの一枚です。ゴーストが出ていますが、これは恐らくフィルター表面が原因で発生したものと思われます。確かに、時間的に厳しい一枚です。

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 バリ順の、f2.8E FL ED VRでの一枚です(写真)。電磁絞りの精度が高いのか、意図通りに写っており、腕が上がったのかと錯覚する位です。

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 f4G ED VRでの一枚(写真、再掲)。十分な光量があることから絞ることが出来、それで被写界深度もあるといえばそうです。たった明るさ1段の差で値段は半額、価格相応の仕事はしていますが、どうでしょう。これで良いなら、無理して倍の値段するf2.8に拘る必要は全くありません。

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 f2.8G ED VRⅡで、同様の写真を探しましたが、残念ながらこの位です(写真)。現在では主にフィルム機の相棒となっており、未明以外を担当しています。早朝で、光線の色も違うような感じがしますが、どうでしょうか。確かに、制札では25万円というのも、当然のような気がします。

 フィルム機を使うなら、生産終了のVRⅡ、あるいはf4を使う必要がありますが、そうではなくデジ一オンリーなら、FL超望遠シリーズと操作性を一致させてあるf2.8Eはありでしょう。しかし、既にFマウントレンズは生産縮小となっており、3年後の、東京の次のオリンピックまで生産しているかどうかは、分かりません。特に、70-200mm f2.8は、ZマウントでもS-lineで製造される自信の逸品、既に比較も出ていますので、旧フォーマットは早めの買いが必要です。「ある内に、買う。」ということでしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。