Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第119回 FTZ

 これは、過去と未来を繋ぐ部品です。

 以前の500mmf5.6を購入したときに、発生したポイントで購入するものを検討中、次は、と思い購入したもの。もし本体を買う計画が頓挫しても、これは転売可能と思われたので、先行し購入しました。そして対応する本体、Z5も手に入れたので、早速使用してみました。

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 500mmf5.6と、本機を使用した写真(写真)。デフューザーも無く、接点以外は空洞の同機ですが、画質の変化も無く、しっかり写っています。

 現在、Zマウントレンズのラインナップは、広角から中望遠までが中心で、望遠系は70-200mmf2.8と、1.4×、2×のテレコンバーターのみで、あまり出ていません。500mmf5.6は、Zシリーズと同時に登場、最終期のFマウントで、当分望遠系についてはZマウントの新作が期待できません。ロードマップではいろいろ出ているようですが、当分はFマウントの在庫整理が中心となるのでしょう。その意味において、望遠系には当分必要な機器と言えるでしょう。

 他、改造Aiレンズ以降のMFレンズも使用可能とのことで、AFカップリングは無く、従来型AFレンズでは手動が求められますが使用可能、かなりのクラシックレンズもZシリーズに使用可能となり、古いレンズを持っている人にも喜ばれる部品と言えます。それは、N社製カメラを使う人の特権でもあります。

 Fマウントを放棄して、全部Zマウントに統一する、と言う人もいますが、Fマウントの資産は膨大で、それを放棄するのは勿体なくも思います。私は当分Zマウントレンズを追加できない見込みであり、もう少し頑張ってもらう必要がある部品です。本当に、過去の資産と最新機を結ぶ絆です。

 それでは、次回をお楽しみに。