Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第163回 Z7

 実は、これが起源とは、あまり知られていません。

 少し気が早いですが、夏のご褒美をあてにして、ポチってしまった、Z7。やはり新登場から少し時間が経っていることもあり、値段もこなれてきて、手が届く範囲に入ってきました。そして、今日届きました。

 サイズは、Z9を除いて、Z7Ⅱ、Z6、Z6Ⅱ、Z5と基本的には同じ、純正アルカスイスから何から、バッテリーグリップ以外は全部共通、だから持った感じも既にあるZ5と同じで、あまり差は感じません。しかし、Z7は上面の液晶表示があり、これは背景黒の透過液晶で、実はここもカッコいいのです。これは、Z5だけが無い特徴です。

 しかし、Z7及びZ6の最大の問題は、記録メディアがXQDカードのシングルスロットであり、レンズを新規で買わなければならないところ、更にメディアまで新規となり、XQDを使うD850から2年で乗り換えるなら何でもないですが、多くのユーザーはその前のメディアで、せいぜいSDカードまでですから、そこが多くのユーザーのネックとなっていました。そのため、Z7Ⅱ及びZ6ⅡはXQD+SDのダブルスロットとなり、その辺は改善されました。

 確かに、D850が出た時点で、いずれXQDの時代が来るのは分かっていましたが、今がその時かと思うと尻込みしてしまい、結果レンズばかり買ってしまうこととなってしまいました。将来、安定したらZ7Ⅱを欲しい気がしましたが、もしZ7Ⅱを買うのであれば、いずれその源であるZ7も欲しくなるなあ、と考えたとき、こなれた値段のZ7を目の前にして、中古で買うよりはと、ボタンを押してしまいました。

 実際、手にした感じは、良い感じです。細かいことを言うとまだ部品が足りないので、本格運用には至りませんが、動作は問題なく、少しAFがビビっていた26mmf2.8も安定して、良い感じです。早期に不足部品を揃え、本格運用としたいです。

 設計経緯を考察すると、最初Z7の設計が固まって、そのデフュージョンラインの普及型Z6が設計されたと考えられ、その後ダブルスロットの試験も兼ね更にデフュージョンされたZ5が落成、そしてZ7Ⅱ、Z6Ⅱが完成、プロ用の究極Z9へと発展したと思われます。

 購入してから、Z8が発表され、どう思うかとの反応ですが、多分手の届く値段では無いと思うので、そこも考えると、まずは源からと思うので、後悔はありません。折角買ったので、使い倒したいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。